2007年度作品。アメリカ映画。
テキサスの田舎町で、ある日、謎のウィルスが蔓延。町中の人々がウィルス感染者が増殖し、ゾンビと化してしまう。チェリーは片足に傷を負い病院に担ぎ込まれることに。チェリーの元カレのレイはゾンビたちを倒しながら、チェリーの担ぎこまれた病院に向かう。
監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス。
出演は「ハード・キャンディ」のローズ・マッゴーワン。「レディ・イン・ザ・ウォーター」のフレディ・ロドリゲス ら。
「デス・プルーフ」の姉妹編らしく、こちらもいかにもなB級テーストが満載だ。
「プラネット・テラー」の方はゾンビホラーの趣きをたたえた作品となっているが、それが無駄にグロテスクで、スプラッタで、バイオレンスで、不必要なエロがある。そういったある意味、アホくさい部分を前面に出している点は個人的に結構好きだ。しかも最初にわけのわからない予告編を持ってきたり等、遊びが入っているあたりも僕としてはツボである。
ストーリーに関しては、プロットにうねりがあり、盛り上がりもあって、結構楽しめる。基本的につっこみどころは多いが、それをいちいちつっこむだけでも充分におもしろいのが、B級映画のいいところだ。
また脚にマシンガンを埋め込むなどの様式美はマンガチックで、マンガ世代としてはそのかっこ良さには心動かされる。
タランティーノほどの個性はこの作品から感じられないが、映画としては充分に楽しい作品だ、と僕は思う。
評価:★★★(満点は★★★★★)
・グラインドハウスシリーズ感想
「デス・プルーフ in グラインドハウス」
監督・出演者の関連作品感想
・ローズ・マッゴーワン出演作
「デス・プルーフ in グラインドハウス」
「ブラック・ダリア」
・フレディ・ロドリゲス出演作
「ボビー」
「夢駆ける馬ドリーマー」
・ブルース・ウィリス出演作
「ダイ・ハード4.0」
「ラッキーナンバー7」
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